|スポーツメンタルトレーニングとは?
スポーツメンタルトレーニングは、「心・技・体」のうち、心理面・精神面の力(メンタル力)をトレーニングする専門プログラムです。
フィジカル(肉体)をトレーニングする方法があるのと同じように、メンタル(心の使い方)を本格的にトレーニングする方法があります。
|競技レベルが高くなるほどメンタルが重要になる
メンタルの重要さは、多くの選手が実感していることでしょう。
それは、競技レベルが高くなるほど、パフォーマンスに与えるメンタルの影響が大きくなるからです。
素人~経験者レベルでは、体(体力・筋力)や技(テクニック)がパフォーマンスを決定づける影響として大きいでしょう。
ですが、さらに競技レベルの上がるプロでは、心(メンタル力)が大きな影響をもち、パフォーマンスを決定づける最たる要因となります。
より高いレベルでプレーする人ほど、メンタル力に支えられていると言っても過言ではありません。
|メンタルにまつわる誤解
メンタルトレーニングの目的は、心の使い方を正しく学び、それをパフォーマンス(技術、体力)の最大化、最適化に用いることです。
ですが、メンタルという言葉が使われるとき、多くに誤解が生じます。
- 強いメンタルとは生まれ持っているもの。
- 特定の者だけしか強靭なメンタルを有さない。
- 怖れやプレッシャーを感じるのはメンタルが弱いから。
- ネガティブ思考(イメージ)は捨て去らないとダメ。
- メンタルが弱いから勝てない。
- 性格(思考)を変えれば強くなる。
- 試合前はポジティブ状態でないとダメ。
- プレッシャーを感じながら試合に入ってはダメ。
- もっと自分を信じないとダメ。
- 雰囲気に吞まれてはダメ。
- 落ち込んだ気持ちは奮い立たせるしかない。
これらの表現は、個々人の理想論(決めつけ)を語ったものに過ぎません。
その作用は、”決めつけ”の中に自分を閉じ込めてしまうことです。
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