支援ニーズがチャートで一目でわかる
MSPA(エムスパ)とは
MSPAは、発達障害にみられる代表的な特性を『レーダーチャート』にまとめて図示し、具体的にフィードバックできる発達検査です。
現時点の特性レベルではなく、“生まれつき”の特性レベルを評定する点にその特徴があります。
※特性チャートは、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD、LDなどにみられる代表的な14領域の特性について各程度を調べます。
※診断ではなく「要支援度」を調べます。
※京都大学の船曳康子先生を中心に開発された発達検査です。
そのメリットは?
自分の生まれつきの特性レベルが分かるため、学生さんであれば、進学や進級(クラス替え)に伴う継続的サポートを求める際の参考資料として、または社会人であれば、就活や転職、部署移動などに伴う合理的配慮を他者に求める際の参考資料としてご活用いただけます。
※環境変化や経験による特性レベルではないため、継続的支援を考える際の資料としてMSPA検査は役立ちます。
もちろん、医療機関へ提出することもできるため、診断前の参考資料として活用したり、病院の先生による処方箋の判断資料にもつながります(MSPAの重症度分類はDSM-5(国際的な診断マニュアル)と同等な基準を提供します)。
MSPAで何がわかる?
MSPAは、発達障害(ADHD、ASD、アスペルガー障害、LDほか)で幅広く観られる14個の特性領域を9段階評価で評定します。
発達障害のある方の支援ニーズは、同じ診断名(ADHD、ASD)であっても個人差があり、特性の現れ方は多彩です。
MSPAは、その人が元来有する支援ニーズ(特性領域とその要支援度)を詳細かつ包括的に調べてフィードバックできるので、支援プランを考える際の参考資料として、そして他者に自分の特性をわかってもらう際の資料として、言葉や文章ではなく”図表で伝えられる”という利点があります。
ご利用の流れ
検査は、次の各ステップを1つずつ進めます。
- 事前面接(約60分)
受検動機やニーズの確認、検査説明や質疑応答、事前アンケートなどを含みます。 - 聴き取り面接(約60~90分)
ご本人(保護者さん)との丹念なヒアリングを行います。 - 結果のフィードバック面接
検査結果のフィードバックと解説、結果の活用方法、レポートのお渡しをして終了です。
対象者
対象者は、神経発達面の多様性(支援ニーズ)がある方です(診断の有無は問いません)。
- 児童~成人。
- 診断はもらったが、日常工夫や支援をどう進めたらいいか分からない方。
- 自分の発達の特性を包括的に知りたい方。
- 自分の特性が客観的にみて、どの程度(要支援度)かを知りたい方。
- 場面限定的な特性かどうかを知りたい方(不安傾向、ギフテッド傾向による影響かを知りたい)。
- 医療機関や進学先に提出したい方。
他の発達検査と併せてご利用することもできます。
知能検査(WISC、WAIS)+MSPAの実施 |
知能検査+スクリーニング検査(ASD、ADHD)+MSPAの実施 |
スクリーニング検査+MSPAの実施 |
料金体系
料金体系は、各プランにより異なります。
まずは、お問合せください。