プレッシャーはこう対処する

結果を出そうとするほどに
プレッシャーは大きくなる

  • 絶対に失敗できない
  • 結果を出さなければ…
  • 期待に応えないと

こうした考えが、プレッシャーを却って強めてしまうことはわかっているのに、そのようにしか反応できない。

もし、そんな状態の自分をリセットできるメンタルの武器(テクニック)があったとしたら、それを試してみたいですか?

今回は、スポーツ選手やアスリートさん向けに役立つメンタル術を紹介します。

オリンピック選手やトップアスリートらも練習するマインドフルネスからご紹介します。

2つのメンタルテク

プレッシャー場面に役立つメンタルのテクニックとして、次のようなものがあります。

  1. プレッシャーを感じる自分を“ありのまま認める”。
  2. 身体の動きやリズムに集中する。

 

ありのまま認める

ありのまま認めるとは、プレッシャーを感じる自分を、文字通りに、“そのまま認める”ということです。

認めるための条件(~こうなら大丈夫)も要らないし、あれこれと“いじくりまわす”必要もない。ただシンプルに、“感じるまま”を認めます。

何故なら、その方がずっと目の前のことに集中できるからです!

例えば、緊張や力みを“気にせずに”プレーをできる時ほど、パフォーマンスの質は上がり、プレーに没頭できるでしょう。

儀式やルーティン、ゲン担ぎなどを使うのもいいですが、その効果が最大化するにはその瞬間の自分をありのまま受け入れていることが必要です。

その練習方法で役立つのが、マインドフルネス瞑想です。

瞑想中は、頭でどうこう考えずに、ただ感じる、ただ受け流すという心の使い方を練習します。それを日ごろのトレーニング場面で応用できれば、あなたはもっと、プレーに集中することがラクに感じるはずです。

 

身体の動きやリズムに集中する

動きやリズムに集中することは、パフォーマンスの最適化、最大化に役立ちます。

私たちのメンタル力(注意力)は、『一度に一つの事にしか向けられない』という都合があり、複数の対象間を往来するたび集中力は削がれ、注意散漫な状態が生じて、パフォーマンス低下につながります(心配する点の多いプレー場面ほどパフォーマンスが下がるのはこのためです)。

一方、最も”慣れ親しんだ対象(動き、リズム)”に注意を絞ることで、集中力を最大限に保ち、最適なパフォーマンスを引き出すことができると考えられるのです。

動きやリズムとは、あなたの身体が覚えている“流れる記憶”であり、統合された全体性の記憶です。

それを使うことに、頭で考える必要はないのです(注意の消費量を最小限に抑えられます)。

動きやリズムを信じきれる場面ほど、私たちは、目の前のプレーに全力(注意)を注ぐことができ、動きやリズムに没頭している瞬間ほど、感覚は研ぎ澄まされてゾーンやフロー状態が生まれるとも言われます。

マインドフルネス瞑想では、呼吸のリズムという全体性の感性を育みます。

頭の中の世界から抜け出し、身体のもつ全体性への感性を日ごろの練習プレーで活用できるなら、動きやリズムの魅力をもっと実感できるはずですし、ダイナミックな動きや躍動感をもっと自分のプレーに感じとることもできるでしょう。

当相談室のマインドフルネストレーニングは、そうした実用的なメンタル技術の育成を指導しています。

本記事の内容に関心がある方は、一度、お問合せください。

 

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