今まで、どうして自分はこうなんだろう?
- 一生懸命にやっているのに叱られる
- 会話が苦手
- 周りのスピードに着いていけない
- 新しいやり方や環境に慣れるに時間がかかる
- いつもどこかにミスがある
- 優先順位の立て方が苦手
- ひといちばい疲れやすい
こうした悩みを抱えるあなたへ、発達面に関する心理相談を承ります。
発達の凸凹
発達の凸凹(でこぼこ)は、脳の発達状況に大きな差(各能力のばらつき)があることを指す概念です(発達の特性と言ったりもします)。
大きな差とは、同年代平均の水準と比べた時のギャップであったり、或は、自分の中の他の能力水準と比べた時の大きなギャップを指します。
主に、「知能面」「感覚面」「対人スキル面」「こだわりや興味面」「運動面」「行動&注意面」「勉強面(読み・書き・計算)」において取り上げられます。
発達の凸凹=発達障害じゃない
発達の凸凹(各能力のばらつき)があるからと言って、発達障害が確定する訳ではありません。
発達障害とは、発達の凸凹に加えて、社会場面や日常場面に困難を抱えていることが重要な診断ポイントとなります(診断は心理検査や成育歴情報などを総合的に考慮して専門医さんが判断します)。
発達の凸凹があっても、その対策や周りの人の理解が得られている場合、発達障害の診断基準は満たさなかったり、または社会でも上手にやれている方々がたくさんいらっしゃいます。
発達の凸凹を知ることが第一
自分の発達状況(凸凹)を知ることは、「得意なこと」「不得意なこと」を知ることになります。
その理解は、ストレス解消の具体策や職場でムリなく続けるためのコツ、自分を認めてあげるコツ(自尊感情を高める方法)などの実践に役立ちます。
また、精神科受診が必要な場合、その情報を専門医に提出することで、より正確な医療を受けることもできます。
大人の発達面のご相談
発達面のご相談は、子供や児童においてサポートが広まっていますが、大人や成人においては未だ十分とは言えません。
特に、発達の特性(凸凹の大きさ)がそこまで顕著でない方はその大変さが見落とされていることも多くありますし、年齢層によっては(30代後半~)、学生時代に発達面を理解してもらえず、性格の問題として言われ続けてきた方も少なくありません。
当相談室にできること
当相談室では、現在の困りごとについて、発達面の理解に立ってご相談に応じます。
必要な方には、心理検査をご提案したり、検査結果からは日常改善に役立つ情報をフィードバックできたり、または、他のスキル学習(対人スキル、就労支援、職場パフォーマンスの改善、カップルカウンセリングなど)も併せて心理サポートを提供します。
心理検査(例)
・知能検査(WAIS-Ⅳ)。
・感覚面の検査(感覚プロファイル検査)。
・自閉スペクトラム症の簡易検査。
・ADHDの簡易検査。
・抑うつ検査。
社会人向けサポート
お仕事上の悩みを抱えている方には、職場パフォーマンスの改善向上をサポートします。
- 得意な業務とそうでない業務の整理をお手伝いします。
- 得意な業務を中心に自分の“やりがい”や“自信”を広げることをお手伝いします。
- 苦手な業務は他の同僚などに任せて、チームワークの活用の仕方をお手伝いします。
- 上司への報告(作業報告など)のコツ。
パートナーや夫婦向けサポート
パートナーや夫婦関係の悩みを抱える方には、相手に“理解してもらいたいこと”の整理をサポートします。
- うまく伝えられない自分の気持ち(本当の気持ち)。
- 誤解されてしまうこと。
- 分かってもらえない日常の大変さ。
就活中のサポート
進路や就労支援の悩みを抱えている方には、自分にあった就労の選び方、職場定着をサポートします。
- 自分にあったストレスケアの方法。
- 自分の得意なところ、パッション(情熱や熱意)を感じるものを大切にして仕事を選ぶ。
- 時間管理の工夫で(朝の出勤前、寝る前)、もっとラクに進められることを知る。
- 自分のナビゲーションレター(紹介文)をつくってみよう。
発達面のお悩みがある方は、一度、お問合せください。