ナビゲーションレターとは、自己紹介文として、自分の障害特性やセールスポイントをまとめたものです。
主に、就活の面接時に使ったり、就職後の定着を目指すのに使ったりします。
ナビゲーションレターの利点は、それを準備することで、自分の“働き方”を整理したり、自分の扱い方について事業所に知らせたい点を明確にできるなど、双方にとって働きやすい環境づくりを狙えることです。
- 作業の見通しが明確なほど、自分の力を発揮できます。
- 特に、単純作業、独り作業などでは、比較的効率よく作業に取り組めます。
- 予め一日のやるべき内容を示していただけると、その日の全体像を把握でき安心して取り組むことができます(スケジュール表、工程表など)。
- 自分の意見を上手く表現できないことがあるので、大事な判断を求められる際は、“考える時間”を与えていただき、後にその判断を確認していただけると助かります。
- 対人場面では緊張しやすくなり、うまく指示をキャッチできないことがあります。指示や説明を与える際は、その都度、私の理解(把握度)を確認していただけると助かります。
- 話しかける際は、ゆっくりと具体的に話していただけると、より安心して指示に従うことができます。
- 感覚の特性から、特定の匂いや音に敏感さがありますが、その対策を立てたり、別の作業場に変えていただけると、作業能率を下げずに力をもっと発揮できます。
こうしたセールスポイントは、人それぞれの内容があり、たとえ障害者枠の求人担当者であっても、すべてを把握している訳ではありません。
そこで、ナビゲーションレターを通して、自分の障害特性や紹介ポイントを示すことで、「あなたへの接し方」を採用側に伝えやすくなります。
”発達障害の診断は受けたけど…それをどう就活に活かせばよいかわからない”で悩まれる方、再就労までの準備期間を活かして、自分なりのナビゲーションレターを作りたいという方は、一度、ご連絡ください。