満足感はどこからくる?

満足は目の前にある

日常の満足感は、目の前のこと(現在)からやってきます。

会話の楽しみであれ、休息時のリラックスであれ、食事の満足さであれ。今現在やっていることに心(意識)が向いている時、私たちは、その活動を楽しむことができるのです。

目の前の事に集中する時間が増えることで、その活動を楽しむ時間も増えるのです。

単純すぎて「気にもしない」と思うもしれませんので、よければ、次のエクササイズを試してください。

例えば、レーズンを1粒用意して、普段とは異なる食べ方で、ゆっくりと食べてみます。

まずは、てのひらの上でレーズンを少し眺めます(10~20秒くらい)。レーズン表面の凹凸や陰影を観察します(頭で考えずただ観察する)。

次に、てのひらの上のレーズンをころがしてみたり、つまんでみたりします。時には、レーズンを鼻の方まで近づけてはその香りの強さを嗅いでみたり、耳に近づけて力を入れてみてはどんな音がするか試してみます(閉眼してやってもOK)。

口の中に入れる準備ができたら、舌の上にそっと載せて、その重みや舌に触れる感覚を感じます(その感覚に注目します)。

最後に、噛む準備ができたら、それを噛む位置(歯み始める位置)に設定して、ゆっくりと力を入れていき、噛み始めます。ただただ噛み続けます。すると唾液が出たり、呑み込みたいの衝動がわきますが、そのまま数回噛み続けます。

噛みながら、レーズンの形の変化、味や香りの現れなど、その瞬間の感覚に注目します(呼吸を忘れずに)。

呑み込む形にまでレーズンが小さくなったところで、それを呑み込んで、このエクササイズを終えます。

目の前の事にもう少し注意を払うだけ

単純なことですが、普段は気づきも留めないたった1粒のレーズンでさえ、いろんな発見があるはずです。

心理学の研究報告では、「目の前の活動」に集中している人の幸福感は、そうでない人の幸福感と比べて有意に高くなることを明らかにしています。しかも、つまらないと思える活動(家事や仕事)でさえも、同じ結果になるというのです。

私たちは、日々の幸せや喜びをつくり出そうと、いろんな試行錯誤に突き動かされます。時にそれは、大きな費用コストや健康リスクを伴うも場合もあるでしょう(ん~心当たりがあるかも…)。

ですが、目の前の事に『もう少し注意を払う』という、何気ない意識の使い方で、普段やっているちょっとしたストレスの解消法や気晴らし法の豊かさをもっと引き上げることができるのです。

そう、目の前の事にもう少し意識を払うことで、私たちは、もっとその時間を楽しむことができるのです。

そこにこそ、不調を脱するコツがあることを科学は示しています。

この心の使い方は、日常で練習することができます。しかも、誰でも身につけることができるのです。

当相談室のマインドフルネストレーニングでは、その練習をお教えします。

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